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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
ブーム
2012年08月17日
昼間は、工場というのは窓も開けておくことができるので涼しくてよい感じです。今日は、夜に窓から涼しい風が入るようにリネンガーゼを窓の外から窓枠に貼り付けました。これで工場の中も快適に仕事ができそうです。

ブームというのは、30年に一度めぐってくるものですというのが林与の持論です。一過性のブームを作り上げるとその後、30年は飽きられてしまって下火続きになってしまうものなのです。この30年というのは、一代を意味します。昔、自分が熱くなったことに同じように熱くなれるのかというと、それは一生に一度のことで、世間というのも同じ、ある世代で強烈なブームになったものはその記憶が消える次の世代までブームになることはないのです。

観光地やイベントなんかは別かもしれません。訪れたことでよい思い出ができれば、毎年行くような場所になるのかもと思います。価値観というものは自分の中で生まれる場合と、周囲の影響を受けてそれが自分の価値観となる場合があります。自分の中で生まれる価値観等のは実は非常に大事なもので、周囲の価値観は大きく移り変わりますのでそれに流されてしまうと自分を失うことになり、存在自体が薄まることになります。

販売の立場の人ですとブームを渡り歩くというのが王道ですが、地場的なものづくりでは作れる量というのも限られていますのでブームというのは緩やかで、リピートいただけるような形につながっていくことを考えていかねばならないと思います。サステイナビリティとうのは素材だけにでなく、ものづくりの環境に対しても求めていかなければならないコンセプトなんじゃあないかと思うところで、ものづくりの環境のサステイナビリティが壊れているのが海外よりも国内なのかもしれないと思います。