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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
藍染
2012年08月25日
リネンを藍で染めたものというのは染め方にもよるとは思いますが、深く染めると綺麗な輝く色に染まります。本藍染めできつい色止めをしないので色落ちが心配なのですが、色が少しづつ落ちて変わっていくのを楽しむのもよいのかと思います。

今回、染めたロットは私が好きな光沢感のある紺色に染まりあがりました。藍が生きているというのは染まってからも本当だと思います。生きているかのように光沢を放ち存在感を魅せつけます。天然染料から化学染料に置き換わった背景というのは、さまざまな要素があると思いますが、どんな色でも出せることより、これしか出ないというのは天然染料の強みだと思います。

リネンとうものは染まり易いのですが、色落ちもし易いというのは、洗っていると色が流れ出ていきます。リネンが汚れを吸収し易く、水で落としやすいというのの裏返しだろうと思います。リネンのスラブのところがどうしても染料が入りにくいのか、薄くムラ感をもって染まってしまうのです。染めた瞬間はソリッドな感じに染まっていますが、水洗いなどをするとスラブの太いところほど薄く見えてしまいます。