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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
インターテキスタイル上海
2012年09月05日
インターテキスタイル上海が迫ってきました。今回は京都のプリント工場でプリントしてもらった近江上布プリント柄を持ち込むほか、京都の染工場さんとコラボで動いている草木染のストールのシリーズも持ち込めるのではないかと思います。

そのほか、今回のインターテキスタイル上海ではジョイントイベントとして、中国の権威的なインターナショナルファブリックスコンピティションが行われ、林与も生地10点ほどを提出していたところ、あるお知らせをいただき、そのために生地を夜、京都からEMSで送りました。うまく届いてくださいね。

今日は、今織っているキッチンクロスのシャトル織機の調整を行いました。キッチンクロスを気に入ってくださる皆様が多く、織らねばと思うのですが、これが調整などの時間をいれると1時間に平均1メートルほどの世界で1日に10mほどしか織れません。50年ほど昔のシャトル織機をよい状態に持っていってぎりぎり織れるところまで打ち込んでいるので、調整がちょっとずれると急に織れなくなって傷だらけのキッチンクロスになってしまうのです。機械のどっかに原因はあるので、それを見つけるのが仕事です。

ぎりぎりのところから生まれるものというものはなかなか真似しにくいものです。それは技術的な部分であるかもしれませんし、時間的な部分であるかもしれませんし、費用的な部分であるかもしれません。キッチンクロスなんかも今は織れていますが、意欲的な部分が劣ってしまうと将来は織れなくなる可能性も高いのです。