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リネンや麻を織る日々をつづっています。
リネン日記
2012年09月07日
鈴鹿山脈がはっきりと見えます。空気が澄んできて秋に突入なのかなあと、秋は秋で冬に向かって季節感を楽しみたいものです。もうすでに、リネンの世界では来春夏物の企画はもちろん、さらには来秋冬物の企画が始まっています。

日本は四季の始まりが春であるようなところがあるのですが、海外では、秋から学期がスタートします。なんだか、夏も終わって落ち着いた感じのスタートですが、アカデミックな環境には秋からのスタートというものも良いものだと思います。

カリフォルニア州立大学のMBAにいたときに、最初に私に話しかけてきたひとが、自分が使い古した教科書を売りたい中国の留学生の人でした。中古の教科書も大学生協みたいなところでは買い取りもしているのですが、書き込みした教科書は買い取ってくれないので買い手を捜していたようです。

リサイクルに関しては、アメリカなんかは先進国である一方で、自然にリサイクルが進むような方向性を目指しているように思います。日本のような商業的な強制リサイクルとは違う形で、ものが自然に循環する本質的な部分でリサイクルがうまく回っているといえます。これは、福祉の世界も同じで、海外ではどのようにして自立できるようなるのかが大事ですが、日本の場合は世話をするビジネスが大きくなる一方で自立とは別の方向性で、本来自然に機能している部分を援助しないとならないと思います。