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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
守ってこられた仕事
2013年03月29日
近くの金襴織物の工場が、この月末で辞められるという話を聞いて、私の同級生の親父さんが社長をしておられた会社で、合うたびに元気になるような話をしてくださっていたのに、最近は入院され長引いていたようで、一つの工場のことというよりも、そういう地域に一つの文化を作り上げてこられたものが消えていくというのは惜しまれることです。

他の現場の誰かがそれを背負ってやっていけるかというと、社長である親方以外では無理だろうというのが普通だと思います。繊維関係も不況で会社のリストラなどで働いておられた方が同じ業種で独立をされるのをたくさん見てまいりましたが、よほどどこかのバックアップがない限りは、仕事をするお金を準備していくところから始まりますので、一つの企画を今までどおりに流していくことも難しいものです。