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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
ロゴ看板
2013年05月06日
今日は、午前中の時間を使って、林与ロゴを生地の上にトレースする仕事を行いました。初代ロゴ看板がパッチワークだったので、布に正確にロゴを描くという試みは初めてです。生地の歪みなど手で直しますが、出来上がったときにどこまで許容範囲に収まっているのかは未知数です。

L40ソフト仕上の生成の布に、約220cmX生地幅115cmで、鉛筆で薄っすらと林与ロゴを描きました。技法として確立されていませんので、こんなやり方が本当にうまくいくのか迷うところですが、とりあえず、大きな林与看板ができれば、今回はよいだろうという妥協にも似たものでベストを尽くすのみです。初代のパッチワーク看板も5年前はじめての試みで、展示会場で壁に貼ったときに派手すぎて恥ずかしさたっぷりでしたが、そのうち慣れて当たり前に感じ、作り直そうと思っておりながらも4年ほど使いました。

なくなってから、しばらくは、インクジェットで紙に印刷したロゴを使っていたのですが、やはり、林与は生地メーカーで、生地の展示会ですので生地を使って作り上げるのが一番だろうと。林与のロゴ、リネン日記にも何度か書かせていただいておりますが、50年以上昔の着尺のダンボール箱になども印刷されているものなのです。与一じいさんがロゴを考案したものだと思います。

何人かの皆さんが林与ロゴをみられて、日本らしくない、イタリアのイメージだとか、ヨーロッパのイメージだとか、おっしゃって下さいますが、林与の近江上布が和柄でありながらも着物着物しておらず、ヨーロッパの抽象絵画のような味をもっていながらも、ヨーロッパにはない味なので、やはり林与ロゴにしても林与近江上布柄にしても日本的なのだろうと思います。