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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
ボタンホール
2013年06月16日
今日は京都から朝帰って、途中、車を運転していて喉が渇いて大津のサービスエリアで給水休憩。駐車場が満杯になるほどに観光の人が溢れる。こういうところから眺めても、大津を通っても市内には流れていかないという性格なので、高速道路の無料化というのは本質的な経済発展のためには必須ではなかろうかといえる。これは、GNPが下がってもその下がった以上の効果が何倍もある。産業の国際経済競争力も確実に増すのだが、無料化するでなくETC化という逆かなあ。

ボタンを掛け違えたスタートでノンストップ触れ込んだがために、死亡事故など起こってもなかなか、人の命に関わるのに安全意識の基本も危ういなあと思えるのは原発も同じ。年に何度も使わない人手すらもが利用するし、また、新しく利用する人もいる。料金所というのは常に危ないところなので、そういう人のためにも安全意識に基づいた運用が人の命を救うと思う。今のシステムだと慣れない人との組み合わせで死亡事故があっても当たり前なんじゃあないかなあ。掛け違えたボタンは早めに掛けなおす。何千万人が使うシステム、人の運転能力や経験の差はそれぞれ、大きな死亡事故発生の後の安全対策では遅い。

会社にもどって、暑いので、Tシャツから久々のリネンシャツへの衣替え、5年ほど前に試作したあるプロジェクトで作った布を使って社内でシャツを作ったものだが、5年経って、年季も入って特別のいい感じ。最初はごわごわしているが体の湿気を吸うと、柔らかくなって落ち着く。ニットとシャツという形状の違いもこの爽快感には影響をしている。実は浴衣も同じく夏を乗り切るためには大事なポイントを抑えた構造。

私の中では完成して良い味を出しているが、そういう味、自分自身が味わうだけでも良いんじゃあないだろうかと。この色味、風合い、独特で、芸術的で、3年ほど掛けて形にしたもの。今再び作ろうと思っても手を出し難いものづくり。残念なのは、社内で簡易的に作ったがためにボタンホール。永く着るには家庭用ミシンのボタンフォールで代用したのが大きな失敗。