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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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2013年07月01日
レピア織機でもシャトルでも織機の打ち込みを決めるギアというのは2つ付いています。これははじめは理解できないかもしれませんが、ギアが二つ付いていることで、小数点以下の打ち込みの調整も可能になるのです。

弊社のレピアの場合は37が織機側の基準のギアとなります。巻き取りローラー側に50のギアをつければ、インチ50本相当の織物になります。55のギアをつければ、55本相当の織物。弊社のシャトル織機の場合には、4%の織り縮みを計算して、織機側のギアは36を基準としているようで、実質は37が基準のギアになります。違うシャトル織機は25を基準ギアとし、織機側に25をつけたときに巻き取り側につけるギアの数字がそのまま打ち込み本数になるように設計されています。

いくつのギアとギアを組み合わせると、何本の打ち込みになるかというのは、織機のマニュアルに表となって載っているのでそれを見てもよいのですが、簡単なギア比の計算で、その表自体が成り立っていますので実質何本になるかは計算も出来ます。

ストールなどの長さをぴったりに仕上げるのは正確には2m以上織らないと分からないことですので、何回かテストを繰り返してぴったりの長さに仕上げました。先ほど理論的なギア比で成り立つということを書きましたが、実際には、ギア以外の要因があるので、織ったものの長さを測って合わせるという作業が一番大事です。