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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
8月
2013年08月01日
ようやく8月という感じ、8月までの道程がものすごく長かった気分です。まだ、本生産というものが始まっていない見本の時期のはずなのにいろいろなモノづくりに追われすぎて、この数ヶ月というのは仕事に追われすぎ。

6月から暑い日が多く、7月も前半は暑い、そして落ち着いた状態で8月。すでに店頭は夏物バーゲンも終了して秋への準備に掛かろうとするが、たぶん、本当の夏らしさがこれからで、残暑も厳しくなるのではなかろうかと思うが、もうすでに夏の暑さに対しての体力は使い切ってしまったような感じすらある。

8月というのは、昔からの麻業界では一番暇な時期、ある工場の社長さんがこられて仕事が少なくて困っておられる。季節要因のある仕事では、夏場に無理をしないのも一つの方法ではあろうかと思う。その分冬場に夏に休んだ分をがんばるという手法が大事だろう。夏場に仕事をしようとすると夏場の仕事を生み出すような持ち出す力が必要なことが多い。仕事をして大きなマイナス在庫を積むようなことを覚悟して、それで冬場を助けるという方法だが、これは全体の協力がないと全体を支えるためにそれをやったところに負担が大きくなりすぎる。

仕事のないときに仕事を生み出せるか生み出せないかという要素に関わってくるかと思う。何らかの要因で仕事を生み出せない体質になるとその産地というものは他の産地との価格面などでの競争も含めて、どんどんと苦しくなっていくもの。林与も麻織物に特色を持つ会社ではあるけれども、織物だけでなく製品や、また、麻以外の織物は織れませんというのが経験がないからできないというのでは駄目だろうと思う。やり方によっては、いろいろとやってみると、より麻織物の世界が深まるものだ。