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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
発展
2013年09月03日
リネンというのは水を通すと腰がなくなる。リネンは綿の4倍の吸水性を持つといわれるが、リネンが水を含んだときの物性の変化というものは生きているという感じ。リネンが人の肌に馴染みやすいのも、水に対しても天然の反応をするからで、それこそが無理のない反応だろう。

化学物質に敏感な方がたどり着かれるのが麻やシルクだったりする。植物性、動物性の違いはあっても、どちらも古来からの繊維で、人との付き合いが長いことが安心の実績。合成繊維というのはここ200年ほどの歴史。

ときどき思うのが、アインシュタインのような有能な人にしても罪な存在だということ。科学をもたらしたけど、それが人類を急速に発展させる。発展こそが良いという考えが果たして正しいのかというのは、常に疑問。本質的なものを求めるときにそれは発展とは違う形におさまるものだろう。