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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
仕事再開
2013年10月25日
電車の乗り継ぎの関係で京都までしか帰れず、京都で一泊。朝一番の電車で家に戻る。今日は、東京からお昼頃からお客様。もうすでに産地も生産のピークに入っているがため、糸を染めることからしても身動きがとりにくい状況になりつつあるのを想像はしていたものの再確認。今のタイミング、この仕事も出来るのかどうかは糸が染まるかどうかという話と絡んでくる。

先月の商談会に訪れたアパレルさんとの企画の話もカラーも決定し、見本を進める話になりそうですが、こちらは大きな問題もなく大丈夫そう。見本コストの負担なども可能ということでバランスの取れたものづくり。そういうのが難しいとなると、ものづくりの構造ががらりと変わり、生産工程でどれだけお金を浮かすかで利益を生み出すようなスカスカなものづくりになってしまいがち。そんなスタイルだと消耗戦、年を重ねるごとに出来るものがどんどんとありきたりになっていってしまうもの。

インテキ上海でも、各国での麻の世界で有力なものづくりをしている企業さんとも出会えて、そういうところと対等に話ができるほどのモノづくりをしようとすると、日本企業というのは歴史や経験のあることで助けられていることは多い。だが、日本も先進国になってしまって伝統の流れを汲む繊維産業はフロック的なブームはあるかもしれないが、基本は衰退傾向で継続していくことすらも難しい。モノづくりの考え方からしてよほど強くなければその他大勢。少人数であってもモノづくりの考え方が強ければ特別の世界は持てる。