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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
講習と実技
2013年12月18日
今日は午後から専門家と相談。専門分野のギャップなどあってその案件は自己解決ということで、進んでいく方向に。実際に仕事を一つ一つこなしている人のほうが、専門家の先生以上の知識ということはよくあるもので、類似の実務をされている方からのアドバイスや類似の実例を探すというのが一番よいのかもしれないなあと思うのです。

出来ればそれが仕事ということ、仕事というのはだれが教えてくれるでなしで、実際に動いて自分の身を立てるということが仕事なのだろうと思います。自分がやろうとするときに解決方法を外に求めるのも賛否両論で、よくいわれるのが、外の人に任せるべきだということですが、そうすると出来ても同じようなものしか出来なかったり、失敗の元になることも多いものです。また、売れたとしても他に依存した技術というのは自社で囲い込むことは難しいものです。

技術の一例で、紡績というのは、数トン単位で行うもので、そういう新しい糸の見本が回ってきてもうかつに手を出し、注文が入っても、糸がもう手に入らないという事態よくあるケースです。今の時代は中に取り込むことが大事で、自分のできる範囲で仕事を増やしていくことが大事。他の人の技術に頼るとその会社が駄目だと自分の計画そのものが成り立たなくなり、約束した仕事ができないという、仕事がない以上に大変な状態になることもあったりで、すべて最初からやり直すような危ない状態も予想されます。

頭で考えているのと実際にやってみるのとでは、同じ仕事だと思っていてもまったく違うもので、出来ないと駄目と言うのが最終的な判断だろうと思います。実際にできれば頭で硬く考える必要もないもので、作業手順を頭で考えているうちは素人だったりもします。