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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
藍木野さんの銀座のお店
2014年01月09日
昨日は、朝二番目に、銀座メルサ4Fにある久留米絣の藍木野さんのお店を拝見させていただきました。地下鉄の銀座の駅でどの出口からでるべきだろうかと、立ち止まって出口の案内を検討していたところ、滋賀の麻糸商会さんの中保さんが後ろから声を掛けてくださりびっくりで、出口を教えていただいて助かりありがたいこと。

また、藍木野さんにいるときにはファブリカ村の北川陽子さんからお電話いただいてお客様をご紹介くださるとかで、あいにく東京ですみませんという形になりましたが、私自身も、藍木野さんにもファブリカ村のことをご紹介するとすでにご存知で、先月お会いしましたということ。

藍木野さんの銀座のお店では、お店にある久留米絣のいろいろなものを見せていただきました。しばって防染することで糸に絣を出す手法で、四軒の機屋さんの生地をお使いということですが、久留米絣であってもそれぞれ作風が違うといえども、色柄に久留米絣としてまとまったものを感じるのは産地というものを感じます。

生地の感じとしては着物生地らしくしっかりと織り上げてあり、素朴ながらも味わいのある仕上げ、そういうものに高級感を感じることができるのが実際には日本人が布に求めてきた世界。最近では、展示会でも感じるのは、世界中が日本の着物の素朴ながらも手の込んだ布というものに布に詳しい人ほど畏敬の念を持って接して下さること。

藍木野さんのお店に並ぶのは、久留米絣を使った洋服で、着物用の小幅の生地が使われています。小幅ながらも縫製職人さんの柄合わせで、継ぎ足しているのが分かりにくく、布を大事に手仕事で仕上げておられるのを感じました。