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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
研磨
2014年01月18日
今日はシャトル織機の調整。捨て耳がどうもうまく行かないので、捨て耳のローラーチューブの緩みをとるため短くしてみる。でも、まだ駄目、捨て耳のカッターが鈍くなっている感じで、研磨が必要と考え研磨してみる。捨て耳は改善したがレピアの横糸のピックアップミスが多い。この原因はピッカーのタイミングのほか、ピッカーのカッターの切れ味が落ちていることが原因だろうと、ピッカーのカッターも研磨。問題なく織れるようになる。

織物というのは織るだけが仕事ではなく、周辺作業もあれば、また、織機の調整なども織物の仕事のうちで、修理なども織物の仕事のうち。部品がなければ部品を自分で作ることも必要。織機の調整や修理のできる人というのは織機を使っても壊すことは少ないけども、織るだけの人というのは織機のバランスを崩していくことが多いので、現場では役に立たない。

昔の現場の人というのは、分業体制が整っていたので、一つの仕事をしていればそれでよかったが、今の人の少ない現場では、複雑な仕事を理解し正確に並行してこなしていく能力の高い人が必要となる。今の時代の織物の現場、つねに自分自身を研ぐことのできる人でないと仕事をこなしていくのは難しい。