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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
レピアライナー
2014年01月24日
今日は織機の調整。織筬の手前にあるはずのレピアバンドがスムーズに走るためのスウェードっぽい感じのもの貼り付けた2mmくらいのベニアで作ってあるライナーがどこかに行ってしまっている。長さが150cmほどあるものなんで自然になくなることはない?誰が捨てたのか。危ない問題。

これを修理するにはスウェードっぽいテープが必要なのだが、それが見当たらず断念。急ぎの分はライナー無しで織り進むことにするが、レピアが宙に浮いたような形で糸の引渡しを行う大丈夫か?レピアの左右のヘッドがぶつかる交通事故が起こらないか心配。

それ以外に、横糸をうまく持っていかない問題がある。糸ピッカーのヘッドを交換したり研磨したり、糸道油を塗ったり、糸調子を揃えるが難しい。全然関係がないのだが、もしかするとある原因だろうと思って縦糸に調整を掛ける。何時間掛けて1mを織るのが難しかったものが、やはり、急に織れるようになって調子よく動き出す。原理としては、織前が下がって強く横糸が打ち込まれすぎて、打ち込んだ瞬間に横糸の耳そばが筬で糸切れを起こしてしまうのだろう。そういうことに気がつくのと気がつかないのとでは、引き受けた仕事ができるできないの雲泥の差となる。織物の仕事というのは怖いなあと思える。

送りが正しく送ることができなくなっていることもなぜなのという問題だが、縦糸のビームローラーの径を図る送り出しレバーの取り扱いなどに問題があり、調整が大きくずれてしまうのではなかろうかと思う。