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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
テキスタイルマルシェ3日目
2014年03月14日
今日は、朝、大津のパスポートセンターでパスポートを受領してからで、日ごろ弊社の生地を使ってよく知っていただいている長浜の布工房Denさんの尾崎さんにヘルプしてもらいました。お客様は全体的に少な目な流れで、麻好きのお客様と比較的じっくりとお話させていただけました。

出展者の皆さんも、麻以外の他の素材の得意なテキスタイルメーカーさんなのですが、なぜか、麻にはみなさま興味深々で、麻のこと、リネンのことをいろいろと尋ねて下さいます。麻の話というのは生地が良いとか悪いとかじゃなく、麻は丈夫な素材なのでキッチンクロスにしても嫁入り道具で代々引き継がれていく歴史的な要素があったりと歴史的な語りの部分が面白いのです。

あと、織るのが難しかったりとか、原料の作柄の良し悪しでワインでいうと風味が違うみたいなところもあって、一つ一つの生地を自分の眼でご確認いただいて好みの感じのものを買っていただくのもテキスタイルマルシェだと可能です。

ハードマンズ社の140番手のビンテージアイリッシュリネン糸を使用したハンカチも、色柄含め、いくつか並べていますので手にとって見ていただき、お買い上げもいただけます。雰囲気漂ってますので違い分っていただけるのではないでしょうか。私が自分用の麻ジャケットを作ったアンドリュース社のゴールデンアイリッシュリネン生地も1m4万円+税で販売していますので、興味のあられる方は見に来てください。

それと50年ほど前に織ったサブロク(91cm仕上)の生地を真っ赤に染めた生地もリネン生地としてはその光沢感といい最高の風合いのものなので見て触っていただくだけでも、リネン好きの肩にとっては価値があろうかと。1mが4000円+税の特別価格で今回は残り5mほどでしょうか(来て頂いて売り切れていたらすみません)、リネンを追い求められてもこんな風合いの良いリネンは今は他では見つかりません。林与もこのリネンを一生掛かっても再現できるとは思えないのです。これがリネンなのというような世界ですが、50年前にはそんなリネンが日本でも作られていたのです。今回は、残り5mほど。

ちょっとビンテージな20年位前の好きのない綿麻のシャツ用生地も糸が綺麗なので素敵です。私が見てもらいたい生地を倉庫から少しだけですが並べ、販売させていただいております。日本の良い時代の麻の世界ものづくり、少しですがご覧ください。こちらは1m3000円+税。

お買い得は、人気のリネンキッチンクロスL25HDのハギレで作った長さがまちまちのキチンクロス、63cm幅のタイプが、長さ10cm当たり100円で、30cmほどのタイプが1枚300円から。今回の人気で、毎日補充しています。他のリネンの生地屋さんを巡っていただいても、こんなにしっかりとシャトル織機で織った耳までリネンな生地にめぐり合えるということは稀で、ヨーロッパのビンテージなマングルクロスの世界と被るところあろうかと思います。捜し求めておられるものが何気にお手元にできる魅力。

厚織の生成ベースのテーブルクロスどっしりとたっぷりリネンなのに、特別価格の1枚3000円+税。ワゴンに埋もれてはいますが、見つけられる方は買っていってくださいます。何気に見えてもしっかりと厚織りで使えこめば使い込むほど味が出る。汚れても丈夫なのでごしごしと洗ってもらって大丈夫。林与の厚織技術を詰め込んだHDタイプですので、デザインだけの軟なリネンテーブルクロスとは違います。

日本の麻生地のお手本ともいえる日本のアパレルブランドと歩み続けた林与のロングセラー本麻手もみ100番手も何気に並んでいますし、国際的スタイルコンテストで3位受賞のリネンデニムブラックも何気に並んでますし、インディゴリネンなんかも何気に。100番手クラスのリネンストールも何気に置いてます。一つ一つが林与自身にとっては結晶です。林与の生地というのは、一つ一つに語りのつまったものが多いので、生地そのもののほかにも語りの部分も楽しんで下さいませ。