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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
大津
2014年03月26日
今日は午前中ファンドの経理関係の説明会。担当の方がこの4月で替わられるということで、私の小さな会社の中以上に外の世界というものは変わり行くものだというのを感じます。午後からは、知的財産に関する案件で京都から弁護士の先生がお越し下さいました。間を取り持って滋賀県の発明協会の担当くださった方もこの年度末で退任ということだそうです。

今日の弁護士の先生のお話だと、ファッションの業界では大手企業が商標を取って守るようなケース以外、模倣を防ぐ手段というものはモラルハザード以外に防ぐものはほとんどないということをおっしゃっておられました。学生でいうとカンニングして点を稼ぐような褒められたものじゃない仕事のスタイルのほうが元気とうのが繊維業界ではよくある話。

先日のヨーロッパテキスタイル展では、非常にクリエイティブな布を展示している企業があって、国内のファッション業界にありがちな、夢のない価格、納期、品質みたいな部分だけで一年が過ぎてゆくという味気無さよりも、クリエーション的なテキスタイルが国内でも実際に採用されてもいいように思うのです。

そういうのは一般に学生の遊びといわれることが多いですが、実際に商売としてある程度成り立ってもおかしくないのですが、日本ではそういうの安定的に存在することが難しいものです。個人の方にはファンが居られるはずなのですが、少量で高価なものというのは成り立ちにくいものです。