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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
春祭
2014年04月13日
今日は、地元のいろいろな神社で春の祭りが行われています。桜は散りかけながらも、子供たちにとっては楽しいひと時だろうなあと、昔を思い出して思います。桜が散った後には、緑の葉があります。花が散ってから葉が咲くというのも不思議ですが、自分で光合成して体力を蓄えるのはこれからだということでしょう。

こういうのってなんとなく商売に似ています。一年で、皆さんが布を必要とされるというのは仕事も華やかですが、桜が散るとともに、林与も自分自身でものづくりしながら体力を育んでいく季節に入ります。

この2月は寒かったので、今年の夏は暑くなるのではないかと思うのです。面白いもので、夏が暑ければ、夏物の洋服が売れるのかというと、今は7月にはバーゲンが始まりますので、暑くなってもお盆過ぎには秋冬ものに置き換えられて、実態の気温と売り場とが整合していないことが多いのです。また、暑過ぎると外に出ないで家で涼しくくつろぐので、夏服が売れることには繋がらないものです。

昔は洋服でエアコンの代わりでした。衣食住というのは別の要素に見えますが、実際には、補完的な要素で、寒いときに暖かいものを食べるのも、暖かい洋服を着るのも、暖かい部屋にいるのも同じ要素なのです。寒いときに暖かい洋服を着るのは普通のこと、暑いときに涼しい洋服を着るのは普通のこと、それでいて体というものが健康に保たれるのだろうと思います。

今日は、展示会のサンプル生地の準備に午後から追われて、近江上布プリント柄を今回はメインにPRしようと計画し、超細番手生地のストールにプリントされたサンプルストールをもったいないけれどもカットして台紙に貼りました。