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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
テキスタイルマルシェ3日目
2014年06月06日
今朝は、早めにお店に入りました。開店前に地震避難訓練があり、10Fから12Fに移動、12Fのレストラン街の通路を利用して地震時の対応を学びました。地上で震度5でも、12Fでは、揺れは何倍にもなるということで、いくら百貨店が耐震構造といえども、ブリッジが落ちるなど阪神淡路大震災での体験談なども織り交ぜながら説明があり、想定ごとではないのを感じました。

10時に開店し、前回のテキスタイルマルシェでストール生地を買ってくださったお客様がほかの色はないのかということで朝一番にお越し下さいました。テキスタイルマルシェのようなシチュエーションでは、どこで織っているとかを大事に思ってくださる方が多く、昔ながらの麻の産地で織り続けていることに価値を感じて下さる方が多いのです。

プロやセミプロのみなさんも、麻ブームで、麻でこんなものが作りたいので、こんな生地を探しているけどなかなかないのよという相談をいただいたり、近そうなものを頭の中で検索するのですが、常に在庫があって小出しできるものというご要望が多いのを感じます。また、皆さんが具体的にどんな生地が使いたいのかという具体像を頭なのかに持っておられてそれを追い求められているというのを感じるのです。どこかで出会われた生地だったりしてそれがもう手に入らないということが本当に多いのだと思います。

私も製造業という立場にいて、材料が技術が手に入らなくなることを経験していますが、それをほかの人に頼んでもやってもらえることはまずないもので、一度消えてしまったものというのは戻らないことのほうが多いものです。