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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
地蔵盆
2014年08月16日
今日は雨の一日、午後に落雷を伴う強烈な雨。でも、今日は地蔵盆が行われるようで車でお地蔵さんの前を通るとみんなが準備している。旧の豊国村地区というのは東円堂にしろ豊満にしても地蔵盆の行事が全国的でも力も掛からずに地元行事として本格的に行われ続けている地域だと思う。

お地蔵さんというのは基本、お寺の管轄?なのだが、なにもお寺が口を出すわけもなく、集落の行事としてというよりも、それぞれの地蔵さんごとに独自に運営がなされて行われている自然行事に近い。

開催されるのが16日というのは、昔からすると1週間早い、昔は23日辺りの土曜日に行われていた。お盆の帰省の人たちもまだ残っているので、よりにぎやかに開催できるということで盆と絡めての行事に最近動いてきたのだろう。親が手伝わないといけない部分もあって、盆と一緒のほうが親が手伝いやすいということもあるのだろう。物事というのは取り決めよりも、自分たちが決めて臨機応変に続けていく形が一番長続きする。

織物の仕事は考えてみると毎日が地蔵盆のような感じ、あれこれ準備して布というものを作り上げて、続けるも辞めるも自分次第だが手織りの時代から形を変えながらずーっと続いているのだ。子供の遊びに思える地蔵盆のほうが力強く引き継がれているのを思うと、仕事というのは本質的に損得勘定が先に立つから目先に終始して続かないんだろうなあと思える。

夜は大雨になり、今日の地蔵盆開催されるも、楽しみにしていた子供たち、参ってもらえるお客さんも少なく可哀想。でも、すべてがいつもうまくいくことばかりじゃないというのも当前に受け止められることも大事。そういうの子供のうちから身につけておかないとあとから備わることは少ない。