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リネンや麻を織る日々をつづっています。
リネン日記
2009年06月29日
今日は、朝一番に一年前に引退してもらった私の叔父さんが来てくれました。叔父さんも仕事のほうは心配していてくれるようですが、中国やベルギーなどからのベーシックな輸入リネンテキスタイルやそれを使った製品が国内でも飽和状態で、人気のリネンでも良いものしか通用しなくなって、ブランドオリジナルのリネンを求める動きはより強くなってきています。

オーガニックリネンのシリーズも、ギンガムを中心に5柄目に突入で、もう一つ織ったら加工出しです。シャツやブラウスに使えるオーガニックリネンのシリーズがまもなく完成で、私自身がオーガニックリネンのシャツを作ろうと一番楽しみにしています。

「林与」の布のほとんどはプロの用途なので、デザイナーさんへの提案や製品企画会社にベースとなる「林与」の新企画を提案します。そして、その企画にブランドの要素を加えて、それぞれのブランドのアイテムが新しいものとして出来上がって行くのです。

日本国内においては先染めを展開できるデザイナーさんが少ないのが現状です。先染というのは、一配色だけを作ればよいのではなく、最終的に3配色必要なら、同じ柄で、10配色くらいデザインできるデザイナーの力と見本を実際に作れる能力の両方が要求されます。

今日の画像は、縦糸を巻くビームです。