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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
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2015年04月29日
一世を風靡した経営でも数年後には立ち直れないほどになっていることが多いのは気のせいではないだろう。特に大きな企業というのは、自分自身が競争に勝ち残った後に、自分自身の戦いがあるのだろう。

マクドナルドなんかもお店が多すぎるという当たり前のことに気がつかないと、経営のどこに問題があるのかということを考える以前の問題だろう。マクドナルドのお店を通って、祝日の夕飯時にほとんど駐車場に車もなく、店舗内にもお客さんがいない。

このマクドナルドの現象は、スキーブームの終焉と似ている気がする。自分でブームをつくって、そのブームが去ったときに、ひと世代の間、ブームが再来することは少ないものだ。その間耐えることができるかどうかというあたりが本当の仕事なのかもと思える。

これは産業や企業に対していえるだけのことでなく、個人に対してもいえることだろうと思う。同じことをやっていてもうまくいくときといかないときがあるだろうが、それを続けるか続けないかが、一番大事なポイントだろうと思う。成り立たないものでも続けていくうちに成り立っていくものもあるのも私の経験のうちで、最初から成り立った仕事なんて逆にほとんどない。なりたたないものでも形にできるところまでやる力があると、それはほかの成り立ちやすいことをやるときにその力は生きてくるんじゃあないだろうか。逆境で努力する人と逆境で投げ出す人とでは、人生観、仕事観というものはまったく違うだろう。