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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
いろいろと起こる
2015年06月04日
昨日は、なんとか、クロネコで、加工出しが間に合う感じで生機が織りあがって、車で何時間も掛けて加工出しに必要がなくなって、ありがたい。通常、麻のものは産地での加工なのだが、今回はリネンウールで、秋冬向けで厚いタイプのものなので、ウールの得意な加工工場での加工をお願いした。

ほかと併用して織っているウールの糸が足りないのが判明したのが金曜日で、月曜日に手配した糸の到着が水曜日発送で木曜日の朝にしか届かないと言うぎりぎりのタイミングで、配達のドライバーさんが、新しい担当の方で、弊社へにたどり着くことができず、結局午後3時頃に糸が到着で、もう間に合わないと思ったが、計算でロスを多い目に見ておいたので、足りない量が少なくて、なんとか間に合った。

ブランドさんにも糸が届かない状況を説明して、週末を挟んで数日納期を延ばしてもらえた。申し訳ないことに、加工工場さんにはしわ寄せで急ぎ中の急ぎでの段取りを組んでもらう。地元に出した薄いタイプのリネンウールもそろそろあがってくる。そちらも急ぎで上げていただく予定を組んでもらってありがたい。

その薄いタイプも、ドビーの使っていない13枚目の引っ掛けの部分が磨耗して、ドビーを修理交換する時間も無く、13枚目を使わないように変えて織ってなんとか織れたり、この厚いタイプも織ろうとしたら2重織りなので、縦糸が緩んで織れないので、縦糸を張って織るのだが、端のほうがどうしても落ちてくる。いくつかこういうときのための細工をして、なんとか織れるようにするまで、半日ほど掛かった。

その修理の際に、レンチが入りにくい状況で斜めに入れて締めるときに、レンチが外れて、右手の薬指と小指がギアの角に当たり皮が剥けてしまって出血。この傷はかなり深い。傷口を水でよく洗って、布のガムテープ両方の指に巻いて止血する。不思議にこの方法は直りが早いだけでなく、痛みを感じなくなるので仕事が続けられる。かさぶたもできないし、ばい菌も繁殖しないので、キズが綺麗に治りやすい。痛い話ですみません。