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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
キッチンクロス
2015年06月24日
今日は、百貨店で7月後半に、販売されるリネンハニカムキッチンクロスを一枚一枚織る作業。工場内の織機を動かすために途中で中断していた作業だったが、納期も近づいてきており、90枚をこの月末目標に織り上げる。

このキッチンクロスに関しては会社の中で私以外に織れる人がいないので、この90枚を織るのに、1時間に2枚から3枚くらいのペースで、30時間から40時間の作業になるだろうか、普通の人の一週間の仕事量なのだが、いつもいろいろな納期に追われて一気にということが多い。

一番困るのは、時間が限られているので正しく織機の調整などができないことで、いざ、織機を動かそうとしたときに、ここも駄目、あそこも駄目の場合に、その一つ一つを手直ししていくと数時間の余分の作業になり、中途半端な直し方で織機を動かすような形になると、結局、正しいものが織れなくてみたいな結果になること。

時間に追われた状況で、織機の不具合などを見つけた場合、1日、2日ロスをしてもその場で直してから、正しく仕事をこなしたほうが結局は満足できる結果になることが多いものだ。直そうとしても部品が適当なものがなかったりすると、自分でそれに似たものを探して作るとか、結構時間が掛かるものだ。

私が修理するときにあんまりやっては駄目だと思うことに、この織機の部品の調子が悪いから、ほかの調子の良い織機の部品を取り付けて動かすという形。それを続けていると最後には、まともに動く織機は少なくなっていく。そのやり方では、調子の悪い原因も究明できておらないという問題も残る。できる限りは交換対応をせずに調整を試みて、駄目なら交換して、後日、調整をしなおしてみるという形が原因究明のためにもよいのだろうと思える。