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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
講演会の打ち合わせ
2010年02月15日
今日は、夜、近くの縫製工場で、ひこね繊維ものがたり講演会の打ち合わせがあり、役割分担などを話し合いました。スライドショーに使う写真などの検討もいたし、組合にある昔に展示会で使った、世界の時代衣装というものの箱の蓋が何年ぶりくらいに開けられました。

エジプトのスフィンクスの時代の何千年前の衣装とか、ヨーロッパの17、18,19世紀の衣装などがたくさんあり、どれも、鬘とセットになっており、鬘をマネキンにかぶせて衣装を着せると、世界の時代衣装の博物館が出来そうな感じです。

昔の時代の衣装に驚いたというより、それを何十年も昔に、展示会のために作ったというのが昭和の時代の人々の熱意ではないかと思うのです。売れるものでもない時代衣装を展示会を見に来てくださる方を楽しませようと作られたのです。

昭和の縫製工場を偲ばせるアルバムが3冊ありまして、それを拝見していると、昔という時代は余裕があったんだなあと思います。ものを作っている人が主役だみたいな時代ですね。不思議に思うのが、アメリカでも社員旅行見たいのはありませんし、中国でもありません。会社が家族みたいなのは日本独特の文化ですね。

今、リネンの見本つくりに着手しています。上海の展示会、ジャパンクリエーションまでに、30種類くらいの先染のマス見本が出来上がる予定で進めており、私自身も大変ですが、すごく楽しみにしております。ご興味のあるアパレル、生地屋さんなどお問い合わせくださいね。