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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
売れる売れない
2015年11月02日
生地が売れる売れないということはシーズン前にどれだけ受注が入るかなので実際に売れた売れないとは関係なく、注文は決まる。結局、お店やバイヤーさんが売れると思うか思わないかという感覚的なものとお店やバイヤーさんの甲斐性が発注を左右することになる。

売り場のバイヤーさんと企画から取り組んだ商品というものは、結局、店頭に並ぶことになるので発注に繋がる。昔、学生の方が自分がやれば地場産業のものをもっと上手に売ることができるとものづくりの感性からいわれていたが、地場産業のものを積極的に売るということを現実的にとらえれば、実際に買う立場のバイヤーになることが一つの手だろうと思える。

地場産業がデザイナーと取り組んで販路を開拓していくというのも、失敗することが多いのは、デザイナーさんにしても買い上げる立場ではないというあたり。そうやって企画してもそれを買い上げる人が見つからないことには消費者の目に触れることもないのだ。

毎年、流行というのは変わっていくので、流行的にみた良いものというのは普遍的ではなく、そういうのに流されてしまうと自らの形を失う。これはブランドさんとて同じだろう。