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リネンや麻を織る日々をつづっています。
リネン日記
2015年11月09日
道を開いていくのは大変だろうと思える。すでに道が出来上がっている状況で、別の道を作っていくことも難しいことだなあと思える。多くの人が新しい道を歩き始めると新しい道を歩き始めることのほうが普通に思える。

繊維産業においても、昔ながらの道と、新しい道があるだろう。昔ながらの道というのはおじいさんおばあさんが歩いていてそれにあわせて若いものも歩いていく必要がある。新しい道というのは交通量も多くトラックや外車なんかが走っているイメージだろうか。

地場産業でよくいわれるのが新しいことをしようとしても先代世代がいるのでややこしいということ。そういう人のつながりの中での序列化とかに必死になっているのは無駄なことで、いろいろな形があって生き残れるのだろうと思うが、そういう変な制約を超えていかないと外の世界との競争なんてできないだろう。

そういうのを早く超えたところほどチャンスをつかんで次に繋がる道が広がる。先代世代も若い世代をそういう束縛から早く解放してあげるべきだろう。そうでないと次の世代が育たなく弱すぎたり、消えてしまうものだろうと、わたしも、年を取り始めて自分はどうあるべきかと考える。