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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
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2015年11月06日
最後ひとりで会社を閉じられた社長が、最後の年までしっかりと自分で織物を織って仕事をされて、普通の若い人以上の気力と体力でおられるのをみて、私がいくら若くてもこの人には敵わないなあと思えた。

もう一つ、同級生の漬物屋さんの親父さんが、地元では十分認識された漬物工場の社長でありながらも息子さんに商売の花道的なところを譲り、自分は、町内の家に醤油を売る行商に歩いておられた。醤油なんてスーパーに行けば、いつでも手軽に買えるものになってしまったのに、それを御用聞きしながら売るということを実践されていた。大変やなあと思ったけど立派な人だなあと仕事を始めて若かったときに思った。

立場が上になって仕事をしなくなるのが多いけども(国の組織や軍隊なんかも含めて)、上に立つものが下のものを食い物にしてちゃ駄目で、指揮するなら指揮されるもの以上の苦労が必要だろうといえる。指揮されるものが苦労しているなら、ほかの組織の苦労も分かるといえるが、苦労していないものが上に立っているとそれに指揮されるののすべてをつぶしてしまう。