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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
代走
2015年12月09日
今日はテキスタイルマルシェの店頭は、代走で姉が立ち番。麻なので秋冬は苦手モードで参加させていただいている辺りに意味があるところ。暖冬ということでリネンは、年中活躍するといわれながらも、やはり、弊社は秋冬は控え目でよいのだろうと思う。

今回は、私が立つのは最終日の午後からだけになりそうで、アポイントも2件すでに入ってしまっていて5時までの時間は結構速そう。午前中は神戸からの工場見学で朝は会社、今、大変忙しいときなので、仕事の機密守れる方で仕事をどんどんと前に進められるオールラウンドタイプの織物のプロの方いたら手を貸してほしいところ。林与はまさに織機を動かして織物を織る機屋なるがゆえに現場を抱えいる部分がネックなのだが、それがほかとは違うところで強みでもある。

先月、織機の不要な鉄を買ってくれた回収業者の人が、正絹の小幅の但馬縮緬がたくさんあるけどどこかで売れないかというお話で、伝統工芸品のマークが付いているのだが、織布は台湾で織っているということで、正直に反物にもその旨が刻印してある。携帯の画像で見せてもらった感じだと風格のある反物で値段も数千円でどうかということで悪くないのだが、なかなか着物の世界の人口も減って買い手が付かないようだ。

分業の世界で成り立っていた伝統工芸的な織物というのは何人もの人が分業体制で単能工として働いて成り立つ。今の省力化の時代に一つの仕事に人を多く使うことは絶対といってよいほど無理なこと、それで成り立つはずがないのである。