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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
常州
2016年03月19日
昨晩から、通訳の夫妻に招かれて常州を訪れる。レストランで火鍋を食べた。ブッフェ形式で、好きなものを食べることができる。火鍋の食べ放題がとても人気があるというだけあって、平日の遅くでもレストランには多くの人がいる。日本の食べ放題よりも野菜類が何十種類もあって充実しているのが私好みで良かった。

今日は朝から常州の生地街を訪れる。朝の10時だが生地屋だけでも百以上のお店がありそうだ。しかし、通りもどのお店の中もお客さんがほとんどいない状態。数年前まではにぎやかだったそうだが、今はまったく駄目だそうだ。中国でも織物産業というのはピークを過ぎ、すでに過去のものとなりつつあるのを感じる。

それでも実際に織機が動いている工場がたくさんあって、私自身が思うのは、中国でもこれからもっと大変になるだろうが織物産業が残って欲しいと思う。織物というのは多くの人を支えることができる仕事で人の力を生かせる仕事だと思う。そういう産業が一国から消えていくと、多くの人の行き場所がないのである。結局は、国自体が行き場所を失うことになりかねない。多くの人口を支えるのには一番適した業種であろうと思ったりもする。