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リネンや麻を織る日々をつづっています。
リネン日記
2016年03月24日
桜が咲くのは一斉である。ツバメが飛び出立つのも一斉。たぶん同じ原理だろう。木というのは植物で、植物は感情がないように思われるが、黙って動物の世界に恵みを与え見守って支えているだけ。

桜のほとんどが、人の手で移植されたもので、私の住んでいる町でも、桜の街を目指しているようだが、人造的すぎて、私自身はもともとあったカブトムシやクワガタなんかのいた雑林なんか消えてしまっているほうがさびしい。

今はなくなってしまった豊国小学校の巨大松の木も、小学校のころ、30cm級の超巨大松ぼっくりを落とすために、何十メートルも石を投げ上げて、たまたまうまく当たれば落ちてくるみたいな。中の種ひとつがトンボくらい大きかった。あの木を切ってしまったのもすごく残念だ。

モンシロチョウも今の時期になると何百匹といて、虫かご一杯にとったあと、虫かごをあけて逃がしてあげた。そしたら、もう次からは簡単に取れなくなって悪いことしたなあと。でも、もう今はモンシロチョウすらも珍しい。まさに、サイレントスプリング。実は、害虫として一番嫌われるゴキブリや蚊すらも消えて、生存力が強いそういう動物でも生き残れない人に理想的な環境というのが、極端な話、砂漠の中のラスベガスを目指しているのだろうと思える。

ラスベガスに関して別の視点からの話になるが、日本の観光地なども人を引き寄せるためにラスベガスを理想としてはどうかというのもあるが、日本全体の観光ビジネスをゆがめる結果になるだろう。末期の患者に対し医師があきらめ最後好きなもの食べて下さいみたいな状態なのだろうが、そもそも、そういう末期に法律などが産業をもっていってはならないのだがよくありがちな話である。

笑える話がクリーンディーゼルの話も日本のシェアのそれほど高くない1社以外ほとんどが実際の走行では達成していないような、実際は、そういう車が莫大な数字で売れてしまっていては業界をあげて環境破壊そのもの。それで自動車産業というものが回っているのをかんじる。そういう無理な理想を強いてご満悦な無知が駄目そのもので、正しい情報が伝わらなくなる諸悪の根源である。

オーガニックに関しても、あるオーガニックの協会の理事長からは、オーガニック原料もどんどんと管理すらも不明瞭な国に動いてほんとかうそかわからないというところまできている正直な話。それでも国際認証が下りているのだから、国際認証に関してもそんなものだというところだし、国際認証機関に対しても厳しい指摘や指導は使用するものからすると必要だろう。

そういう理事長がおられる機関が認証されているオーガニックで、オーガニックじゃないものがオーガニックだと謳われて流れていますよねえという話をすると、それは企業の問題だと理事長という立場の人があっさり逃げられる。それで認証機関が莫大な利益を上げていては、存在自体がごみすぎてそういうアイテムに対して高いお金を払っている利用者や消費者は怒るだろう。その理事長も正直なかたで、国際会議に出ていてなまった英語を聞いていると訳がわからなく眠くなって苦痛で質問されても答えられないんです。実質日本のオーガニックの指導もされてトップを謳われて指導もされている人がそのような状態で、私はその人に眠いくらいで嘆いているならオーガニックなんて無理、早くやめろといいました。ボランティアでやってるとか逃げられて、ほんとそういう方がやってられると困るんです。もうすぐ辞められるという話も本人からきいていますが、国際認証機関の認証を司られる方が、オーガニックを信じて買われる方未満の、そんなまともじゃない気持ちで役をされていては困るんです。偉そうに外には指導されている方が、自分のことに関しては逃げ逃げで、どこにでもいるような単なるサラリーマン程度の限界を盾にされて大丈夫なのかと。

オーガニックというのは、実際は過酷なんです。林与もオーガニックを使っていますが、オーガニックものを織るのはいろんな問題が出てきてそれを覚悟してリスクも被ってやっているのです。また、それを乗り越えているところに一般的な価値があるのです、単なるラベルじゃなく、自助努力のもとに成り立たないとならなず、運営や指導する立場のものが、自分は指導だけみたいな高飛車な役人的な意識では使う側からすれば、苦労を踏みにじる一番駄目な普通すぎて、その人たちは単にオーガニックを利用して搾取しているだけじゃないのかと、オーガニックの概念そのものを否定するような普通未満の高飛車な対応改める必要があると思うのです。