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リネン日記
年金の運用
2016年04月27日
年金の運用を株式投資に回すというのは大反対である。結局、株式市場自体が、胴元が儲かるシステムで参加者は大抵損をするものである。国民の将来を約束できるような運用が必要で、国債に回すほうが考え方としてはまとも。

運用の失敗で目減りしたときにどうするのかという大きな問題がある。税金で補填するとかなら、最初から年金なんてとって、株のようなものに投資せず、税金で国民の老後を補填するほうが無駄も少ない。

昔、同志社大学校友会が、寄付金を株式投資して大きな損をした。寄付したものは誰も株式に投資して運用なんて望んでないのだ。まともに使ってくれることを願っている。

それと同じことが日本の行政でも行われ始め、目的外の使用で損が膨れ上がってもその穴埋めはまた国民の負担が増えるだけみたいな、背任による損失の責任も国民が取らされるとか、国の感覚自体が、原発爆発しても電気料金値上げでみたいなのと似ていて、やらんほうがましだろうと思う。一度株式投資に回した巨額のお金、株価下げずに巨額に引き戻すことは難しい。

株式投資というのは自己責任でやるべきなもので、年金がそもそも自己責任だったらそれでよいのかもしれないが、年金のコンセプトは老後の安心。金を大きく溶かす可能性のあるものに手を出すなよ、といいたい。お年寄り老後の資金を狙う投資話で損をするのを警告している国が、同じことをやってしまったら駄目だろう。