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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
答え
2016年05月06日
今日は、ミシンの糸調子が悪く、縫い目が時折飛ぶ。ちょっとやってみても直らないので、また夜にでも時間を掛けて直さないとならないのかと思いきや、服飾専門学校のアシスタントをやってるヘルプの女の子が、粘り強く調整で正しい答え。本当に嬉しい。

仕事って、答えを出さないとならないから仕事なんだろうと思うけど、なかなか答えを出せる人って少ない。よく言われるのが、仕事があっても仕事できる人がいないという問題。ほかの人に準備してもらって問題も片付けてもらって仕事みたいな考えの人も多いけども、自分の仕事を自分で準備して問題も片付けてできるひとだとどれだけでも仕事なんてある。

大臣経験者の大学教授が、「GDPを伸ばすためには働く時間を短くする分生産性を挙げて解決しかない」と学生?みたいなことを言っておられたけども、まあ、生産性を上げるということが設備投資で最新の設備にしてみたいな悪循環モデルもっておられるんだろうなあと。すでに、飽和して値崩れしているものを作るのに設備投資して生産性を上げてより過当競争で作っても売れても採算割れどうするのだ?その考え自体がコストを下げて競争に生き残るという海外生産モデル。日本の大型設備投資をした大手メーカーが軒並み経営が成り立たなくなるのも当たり前にも思える。

生産活動って、たとえば、ミシンの調子を出すような地道なところから始まるもので、どんぶり勘定でGDPを伸ばす目標作って、国民というのは政策の失敗を片付ける政治家や行政の奴隷じゃないぞ。ミシンの調子を出すとかまともな作業だと思うけど、政治家や行政も、そういう地道な努力からスタートしてほしいと思う。