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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
SEED TREATED WITH POISON
2016年06月02日
オーガニックを調べていて、SUVINというコットンの品種にたどり着いた。その袋にSEED TREATED WITH POISONとある。
http://2.imimg.com/data2/RI/MJ/MY-3303076/p11-500x500.jpg

発芽のための薬品が塗ってありということで、食べたら危険ということだろう。私自身も、もう7年ほど前になるだろうか、フラックスの種も発芽のためには薬品につける必要があるということを、中国の紡績工場を監督していたイタリアのリネンのスペシャリストにオーガニックリネンに関して話をしたときに聞いた。たぶん同じ意味なのだろうか。

毒をつけないと、発芽する前に、バクテリアに種が食べられちゃうんだろう。無薬品ではオーガニックが難しいということを厳密にプロは教えてくれるけども、商業的なオーガニックだと基準に合ってれば無視しがちになる。認証にしても全体としては、商業的にみて成り立つか成り立たないかという判断も、オーガニックの基準を左右する。

不思議なのは、やはりオーガニックは品質が安定性の面で劣るという感想をもつのは私だけなのだろうか、コットンなんかでも同じといわれているが、普通、化学肥料で栽培したものというのは均一に育ち品質も安定しているものだ。農家の人に聞いても普通有機栽培だと難しいというところから始まると思う、有機肥料が化学肥料には及ばなくても安心の面では上だろう。

オーガニックリネンでは、二つの銘柄を使用しているがどちらもオーガニックらしい普通の糸にはほとんど出ないない癖が頻繁に出たりする。それがオーガニックの味の部分でもあろうかと思い、それはそれで受け入れたい。