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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
ビンテージアイリッシュリネンハンカチ
2016年07月19日
ようやくビンテージアイリッシュリネンハンカチができあがりまして、ご注文をいただいております分の、ご発送を本日から行わせていただきます。大変おまたせいたしました、おつくりするのに糸の糊付けから始まってやはり1年以上かかってしまいました。今後のご注文をいただく分に関してのご発送予定は、8月末から9月になる予定です。

暑い、暑いとバテ気味だった、林与の体もとうとう暑さに慣れたか。炎天で、30度越えた日中でも涼しく感じるくらいに。暑いながらも風が通っているからだろうか、快適モードでの仕事。台風2号も卵で消えたといわれ、雨の少ないカラッとした夏になりそうです。庭ではセミが、一日中、夜中3時でも鳴いています。一方で、イエカやウンカのような虫は、駆除されてしまったか、夜電気をつけていても少ないですね。

先日、ビニールハウスでトマトを育てられ、各地の販売所に置いてもらって販売されている方のお話を聞くと、なぜあんなに安いのだろうかというお話。想像ではあるがビニールハウスの設備でも数百万円では収まらないだろうと思えるほどのもので、外からみると最新の設備でうらやましいなあと思えても、やはり商売というものは常に思い通りにいくとは限らないもの。地域の販売所や道の駅のようなところでも、スーパーと同じく県外の産地のものが並んでしまうことも多い。

同じ種類の野菜でも生産者名が書かれていてチョイスがあるのが本物らしくっていいと思う。野菜の見た目にも違いがあって、生産者によって違いがあるのが普通。そこに作っているもののプライドみたいなものも出てきてよいのではないかと思える。本来は、そういう作り手を売るのがマーチャンダイザーの役目であったり物流の役目であったりしてもよいものなのだろうが、それがなかなかできないのが多くの問屋さんやブランドさんの壁だったりする。

最終、農家は自分で動いて解決していくしかないだろう。それは繊維でも同じなのかもとテキスタイルマルシェのような作り手の顔のみえるような売り方。問題としたら、それぞれの農家に与えられた場所が小さいことだろう。一軒の農家が食べていくことは、販売所の人たち数人が食べていくことくらいには大変である。畑違いではあるが農家の方たちが自立的に食べていけるように方法はないものかと考える。