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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
シャトル織機
2016年08月20日
今日はインターン3日目。午前、インターンのSさんが宿泊先の彦根のゲストハウスで知り合ったインドネシアの女性の方が会社見学ならびにインターンに合流。岡山で大手の自動車部品関連の仕事をされているという。今日は、本当に暑く、もしかすると最高気温を記録するのではと思うほどに、暑い。今日は地蔵盆か、字内を車で走ると、お地蔵さんに紅白幕や行灯や提灯などが飾られている。

今日は、インターンの内容は、シャトル織機を動かす練習。インターンの方は今日は始めてのシャトル織機なのだが、ほとんどミスなく1時間ほどの練習で、基本的にシャトルを右から左に動かす動作を覚える。縦糸横糸ともリネンなので、シャトルを一回でも大きくはさんでしまうと、大きな悲劇が生まれるのだが、悲劇もなく、シャトル織機の基本作業を1時間が終了。

シャトル織機を初めて使って1時間で、寸動ならびに運転作業をマスターできるというのは素質があるのを感じる。インターンの女の子は体育会系で体力と運動神経があるのが、シャトル織機を使いこなすのにも役立っている。インドネシアの女性も5分ほどシャトル織機を動かす体験、結構いい感じで、いきなりシャトル織機を触るのにびびってしまうような感じがないのがいい。会社のお盆休みで一人バックパッカーで旅行されているだけにダテじゃない。

一般にシャトル織機を使いこなすには半年から数年はかかるといわれるがそれは、基本動作だけでなく反物を問題なく織れるようになるまでの話。基本動作を覚えて、シャトルを挟まなくなるには、1週間から1ヶ月くらいかかるのが普通。シャトルを1回でも大きく挟むと切れた糸を治すのに何時間も時間がかかるので、1日に一回シャトルを挟んで糸がたくさん切れてしまうレベルだと食べていけないレベル。

シャトルを挟んで何百本も切れたときにそれを、短時間で直せるかどうかも食べていけるかどうかの判断基準に話につながる。何十本も切れてしまうと、見るからに地獄で、それに立ち向かうことができるかどうかの忍耐力も大事で、これぞ、麻をシャトル織機で織るならではの地獄の世界もあるのである。

午後からは、ワンピースを作る作業に取り掛かった。ワンピースの型紙をつくるところから。今回の夏休みのインターンでは、飲み込みが早いのでいろいろなことができそう。