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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
通訳の確定
2016年12月22日
ミラノウニカに初出展される麻紡協会さんの通訳探しを12月に入ってからお手伝いしていて通訳してくださる方を確定でき、詳細や注意事項などを協会さんに引き継ぐのが本日で終わり、一安心している。麻紡協会さんには通訳を探すのが一番大変だと思いますよという話を出展の相談を受けた最初からしていた。ホテルや航空券は個人でも手配がしやすいような仕組みが出来上がっていて業者さんに頼んでも手配できるルートがあるとは思うのだが、通訳をやってもらうというのは個人と個人の結びつきに近いものがあって、注文するというよりも一緒に仕事をしてくれる仲間や助けてくれる人を探すというような側面があると思う。また、初回なのでうまくいかないと軌道修正をするというのも前例ができると軌道修正ができにくくなるという問題があるので、なるべく良い形でスタートはしてもらいたいということがあった。初回うまくできれば、来年は今年の探し方や通訳してもらう方を頼りに協会さんや各社自身で通訳を探してもらえるようになるとも思える。

私もものごとをする上で、やりたいことがあったときに誰かに頼んで、失敗してもやってみるということは大事だろうと思えることが多い。こういう通訳探しなども経験のうちで経験自体は自分の肉となり力となるので貴重なのだが、見つからなかったときとかのことを考えると探す期間も短いだけに本業もかなり詰まった時期で自分の出展の準備もできていない状況で焦る話なのである。私自身困ったときに助けてくださる方がいて救われたことが多いので、自分だけが恩恵を受けるのではなく、それを世の中に返していかないといけないと思うこともあって動いている部分がある。

普通できないであきらめることが多かったりするけども、林与のような小さな会社の場合はあきらめたら普通の会社で終わってしまうので、あきらめないでとりあえずやってみるところから始まっている。林与のような小さな会社が海外の展示会に出るということは異例的なことだろうと思える。上海の展示会でも休憩所に行こうとすると上海の展示会のスポークスマンされているキャシーさんにばったりあって話をしていて、私の会社に何人働いているのか尋ねられその人数の少なさに本当に驚かれた。キャシーさんは相当な美人の方なのだが、そのリアクションの顔が極端だったので、今も脳裏に焼きついている。休憩所のチケット何枚かさらにもらった。主催のメサゴメッセフランクフルトの方も、

大きな会社のようにスマートにできないことが多いけども、スマートすぎると切り捨てていくことが多く、特別なことが難しかったりするもので、物事の考え方しせいというものは普通になれば普通のものしかできなくなるし、普通を超えて無理してやれば特別のものにたどり着けることも多い。私が才能があるというわけでもなくそれだけ失敗もして時間も使っているというだけだと思う。今の時代は計画的に頭で考えて物をつくり商売を成り立たせる風潮が主流なのだが、頭で考えたベストが通用しなかったらそういうタイプのビジネスはどうするんだろう。いつもこれ以上できないほどに動いていればそれ以上には動けないけども、それなりにいろんなことをやってはいるので、これが駄目でも別のことが成り立って助かるとかも多い。

実際に自分でやって成功したことも失敗したことも経験で、頭で正しいだけの理論を知っている人とそれがなぜ正しいのかを知っている人とでは性質は異なる。商売をしていても商売は儲けるのが当たり前という結論で話をされる方も多いが、リスクを背負って全体を見ると儲からないことも多いのも当たり前で、誰かが儲ければ誰かが損をしていたり、誰かが楽をしようとすれば誰かがその分働いているというところすらも見えなくなったら素人に近い。今の、働く時間が短くなってまだ働く時間を短くしようとするが学生よりも弱い社会人というのも多く目に付き、国際競争の流れの中で少ない仕事で高収入を目指すポジショニングになりつつあり、かつての日本的なものづくりの正反対なのである。