2017年03月17日
今日は、インターテキスタイル上海最終日。今日も朝、市場に向かう。小さな市場なので通訳のものいわく、どのお店の席も空いているわけでもないけども、お店同士がお客さんの取り合いになっているらしい。野菜売り場も一周してみて、市場の周りも一周してみると、市場のあるブロックは、一つの村になっていて、洞窟のように入り口がアパートの密集する中にあったりするのが裏側。裏側から市場に入ると、サトウキビの茎をそのまま人力圧搾機でジュースにするのをやってたので、1杯飲んでみる。
一杯が8元と言う少し高価な飲み物ではあり、子供たちが気軽に飲めるようなものでもないと思う。私は飲んでみたい気分にそそられて飲んでみる。市場の中では売るのは難しいかもしれないが、外に出て実演販売ならそれなりにインパクトあるので10元未満なら買う人もそこそこいるだろうと思える。見た目黄色くにごりはあるけど、飲んでみると野菜っぽい臭みもなく、甘い砂糖ジュース。絞るだけでこの甘さはよく出来ている。
そのあと展示会場に入る、最終日はフライトの時間のこともあって、午後2時前くらいで終了を予定していたものの、林与的に時間は短いものの最終日がお客さんが多かった印象。海外の展示会で難しいのが最終日の取り扱い、昔、海外のある展示会に初めて出展したときに、最終の時間までいようとしていたら、朝から、主催の方に、今日は朝から片付けてよいですよと声を掛けられ、そんなものかと納得。できるかぎり最後までいようと思っていたけど、昼には、まだ片付け始めないの?と催促があって、片付けて次の日のフライトにしたのを失敗という経験があってそれ以降は当日便で帰ることが多くなった経緯がある。
空港に着いて飛行機に搭乗を問題なく出来たものの、2時間半以上飛行機の中で待機。その後2時間半のフライトで日本に帰れた。海外旅行というのは計画通りにいかないことが普通にあって当たり前だと思う。ものごとというのは、予定通りに計画して予定通りというのが、求められることなのかもしれないが、そういうのってそういう環境にいる人だけの守られた世界。航空会社にしても悪意で飛行機を飛ばさないというのではなく、飛行機を飛ばせない事情があるから、遅れているだけのことではあろう。
飛行機が何時間も遅れると迎えの人と会えないこともあるだろうし、帰りの電車終電に間に合わない人もあるだろう、でも現実というのはそれが普通なんだろうと割り切ることも必要なんだというのを実感する。上海の地下鉄で、時刻表すらもなかったのが面白い。だれも時刻表を知らないままに次に来る電車を待つというスタイル。順調に5分刻みくらいで地下鉄がくるので時刻表なんて必要ないのだろう。そちらのほうが不確かな要素に適合できる信頼できるシステムのように思える部分もある。地下鉄を延長し、効率よく便利に走らせることで、路線一体に、都市が広がりやすいように思える。需要にあわせるでなく、供給をしてそれに需要が付いてくるという形で広がっていくモデルなんだろう。