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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
テキスタイルマルシェ初日
2017年06月28日
今日は、阪急うめだ本店9Fで、テキスタイルマルシェの初日。早朝からの準備で、8時半すぎにデザイナーの女の子も初めて阪急でのテキスタイルマルシェ。10時の開店までに、荷物を解いて、反物キッチンクロスやストールを販売できるように準備。一人だと準備が時間的に難しいので二人で参加する。場所は、エレベーターを降りたところの集中レジの真ん前のコーナーの部分で、9Fの中でも一番くらいに良い場所ではないのかと思える。

少し落ち着いたお昼ころタイミングで、業界紙の方が応援の気持ちで見に来てくださって繊維業界で一番影響のあるメディアの方が前向きな動きを応援くださっていてありがたいなあと思う。似たような苦労をされてきた記者の方で、昔から林与のことを知ってくださっていることもあり、林与が麻を織り続けていることを応援くださっている。

10時の開店と同時に午後2時くらいまではお客様が続いて忙しく、2時からはデザイナーの子が食事休憩で、その間、北原くんが来てくれてこの前会社に来てくれたときのことなどいろいろとお話、当初の予定では10時の準備が終わったら私は帰る予定だったが結局、一日いることになって閉店の午後8時に帰る。非常に忙しくてよいテキスタイルマルシェ初日だった。今日、人気だった生地は、リネンL25番ソフト仕上げのオフ白とか。

今回のテキスタイルマルシェは9社での出展。中央に裁断台を置いたので、案外内側が広くって理想的な空間。通路側には、多くの方に触ってもらいやすいキッチンクロスやストールなどの小物。裁断台のある内側には生地を並べた。生地が通路側ではないので買ってもらうの難しいかなあと思ったけど、今回のテキスタイルマルシェ初日は生地を買ってくださる方が多く、ネットのお客様も何人も来て頂いて、私も店頭におりましたのでお話もできてよかった。

今日、帰りの電車の中で、気がついたことが一つあって、織物の仕事をしていても一番たいへんなのがものづくりよりも人のこと。目の前の簡単な仕事をほかの人に頼もうとしても目の前にある仕事の重要性というものがなぜ通じないのかという問題の答えみたいなものがみつかった。他の人から見ると見えるものが私には見えないこともあるだろう。