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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
年度初め
2018年04月02日
仕事の上では今日は実質年度初め、プラス、月末が週末で、年度末の作業も残っている。バタバタ。工場の中は、生産期のピークは過ぎたもののまだいただいている仕事が5月連休前までは手一杯。連休中に時間をみつけて広幅絣のプロジェクトこなして行けるか。

テキスタイルマルシェで2台の手機を持ち込む計画で、その準備も進めておかないと足りないものが、一台は筬。ぴったりの筬だと幅が狭いので、少しでも広い筬を作る予定。力織機のソウコウ枠とソウコウが余っているので、広い幅の手機をつくるのには流用ができそうで、思ったよりも、広幅絣のプロジェクトは道具が手に入りやすい。後は自分で大工仕事すれば、お金を使わず、しかも、自分なりの改良を加えた発展性のある、いろんな広い幅の手機をもつことができる。

なにか物事をするときに自分で生み出せる力がある、なしで、やりやすさが相当異なってくる。なにか機械を買ってとかじゃなくって、自分の背丈の範囲でいろいろと工夫して、自分が一番便利に使えるような道具で、自分のやりたいことを実現してゆく。それは、古いシャトル織機を正しく動くように調整や修理しながらの普段の織物の仕事の延長でしかない。他の仕事をしている間にそういう新しいことはどうやるか考えておいて、余力見つけて短時間で一気に実行。実行して失敗なら、別の案をまた他の仕事しながら考える。

手に入れたアルミ枠が捺染以外にも活躍しそうで多めに分けてもらってよかった。運が良いのだろう。一つ自分で作ろうとすると木材や小さな部品を購入して行くだけでも何万円と掛かり、強度の問題と重さの問題がある。だが、軽量の丈夫なアルミ枠の組み合わせで思っていた一つの機構が出来上がる。量産のためには、その機構がいくつも欲しいのだ。