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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
手機に筬をセット
2018年05月03日
入手した手機の筬を新調した。入手した手機を少し拡張するため、天地、厚み、幅を決めて、オーダーした。その筬を手機に埋め込むために、手機の溝を電動ドリルとノミで広げる。最初は、溝の幅45cmの幅の溝だったのを52cmの幅まで広げて、想定で生機仕上がり48cmの織物を織り上げ、加工後にキングサイズ42cmにまで対応の手機に改造。ソウコウが48cmタイプなので、通し幅50cmあたりが限界だろうと思って。

午後から外での作業、3時間ほどで、全幅52cmの筬もはめ込むことができるようになりうまく行った。よしよし。これから、手機用のシャトル探し、厚み2cmほど、幅3.5cmほど、長さ25cmくらいが良さそう。昔の小さな力織機のシャトルもうまく使えないか考えてみる。こっちの織機は天秤式、もう一台ロクロ式が手に入ったので、そちらは、テキスタイルマルシェ用に荒めの縦を張って、手織り体験に使えないかと。

私自身が強いのは、普段の仕事で織物の整経作業もしているので、手機用の縦糸を整経するのができる環境があること。あと1日もあれば、今回の天秤式の手機の整経も本麻の近江上布を織っていたときの規格で織る前まで用意することができるだろう。

工場の中では、織れた布を巻き取らない織機の問題。布の通し方の問題で巻きとらなかったという結論だったが、その際に、ラチェットをテスト的に交換したために、ラチェットの形状が台ごとに微妙に違い、うまく、巻き上げられずだった感じで、元に戻したら直って、すべて問題は解決。あと、ネットでも販売させていただいているオフ白のストール生地を織っている台が、縦糸が切れていないのに止まる問題。縦糸切れの感知が、縦糸が切れてドロッパーが落ちたのをドロッパーの下がスイングするバーに挟まれて、スイングするバーが綺麗にスイングできないと、運転ハンドルが叩かれ外れる仕組みという、力学的なので、微妙な調整がずれてきての問題か。30分ほどいろいろと調整を加えて調子よく戻って、リネンガーゼも横糸の交換作業する程度で、綺麗に織れている。