for English speakers: Welcome to HayashiyoWelcome to Hayashiyo
リネンや麻を織る日々をつづっています。
ホームリネン日記医療用大麻
リネン日記
医療用大麻
2018年10月19日
カナダでは医療用大麻を認可したことで、娯楽用の闇大麻が出回り、それを統制するということで娯楽用の大麻解禁の流れであるとニュースを読んだ。カナダのような国をしても医療用大麻が医療用で留まることのない実例である。大麻関連の薬品会社が合法的に出来てしまえば、偽ブランドと同じで合法なもののように偽物が裏で出回る。しっかりと取り締まる力があれば別なのかもしれないけども、薬品となれば患者を偽装したものが自分が使わずに他に横流してカネにすることもありえるし、そんなカネを目的で裏のビジネスも成立し、怪しい組織の資金源になってしまう。

鳥取の町おこしにしても胡散臭いなあと思ったの私だけじゃないと思うが、行政が後押しで問題が発覚というのも情けない。報道では、吸引用の大麻は栽培されていないで終わっているけど、現実的には真実も隠匿されていてやばい大麻が隠れて栽培されてしまっていたという情報。日本での大麻栽培に警笛を発しているのに、行政レベルの対応では、違法な大麻を取り締まるのは難しく、大麻栽培は本当に限定的なものでよいと思う。よくわかるのが、神宮大麻の存在である。大麻繊維の活用を考えるのに、中国だとうまく大麻の管理が出来て、日本では難しい理由などよく考えないといけない。

大麻栽培に関しての推進派が、行政も含めて素人でやばすぎる現実。大麻栽培に何を求めるのか、神事なの医療、種なの油なの繊維なの、吸引なのという単純な話。神事が吸引目的の隠れ蓑になってしまうのが情けない。外国人が放置紺あの日本で大麻栽培して、闇栽培でビッグなビジネスチャンス。海外なんかは大麻で金儲けを考える大麻ビジネス。廃人を作ったときにその代償は大きすぎるが、金儲けできるとなるときれいごと並べて合法化に動く。鳥取の事件などをみると、GHQは正しかったのではないのか、また、麻織物業者も大麻栽培撲滅に協力した戦後。栃木で地道に栽培されているような範疇が市場的にも適切ではないのであろうか、全国に広めようという動きは目的が別にあろうかと思える。

大麻が解禁されているオランダにいっても、ヘンプ織物が特産品としてあるわけでもなく、大麻吸引ビジネスが主体でしかない。大麻は万物みたいに言われながら、繊維としてもすごいとかいわれても、実際に隠れ蓑につかわれるのが、麻織物をコツコツやっている人間からすれば腹立たしいくらい。大麻栽培や織物関係者がそういう輩と混じっては駄目。織物まで作らせてちゃんとつくるくらいなら自分で栽培すると許可を与えるとかでないと駄目。そうすると別の意味が見えてくるし、やっと食べていける話になるから、大麻を栽培しても合法な範囲だと日本ではビジネスにもならないから、ずっとやっている方々も困っている。海外でも先進国では、大麻栽培は吸引目的が主体でないとビジネスとしては成り立たない側面がある。

日本では農業が崩壊し始めていて、手でつくる農業は成り立ち難い。大麻栽培も手作業が多いから本業の農業が難しくなってきたときに副業としてやるには後継者問題も含め難しくなっているのは良く分かる。しかしながら、日本で次の後継者を求めても、栽培だけでは成り立たせるのも難しいのだから結局、吸引目的につながってしまう。神事に使うのだからそういう中でうまくお金が回るような形にしないと難しいだろうが、実際に神事で使われる量も全国の各村に神社があろうが、田んぼ3反田、一つ分の畑で生産できるような量で済んでしまいそうな気がする。多くの後継者が生まれて携わるような形の栽培が適しているのかというと後継者が沢山生まれても食べてもいけないのが想定されるから、そうは思えなかったりするのである。