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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
ひろがり
2018年12月02日
ほとんどの時間、工場の中にいたりして、外の世界とは遮断されていることが多いので、普通の人から見れば、趣味は何ですかとか聞かれる。仕事以外の別の楽しみが大事だったりするということなのだろうけども、私の場合にはいろいろと何十年の重荷を背負って仕事している。普通の人よりも自由じゃなんだけど、普通の人よりも思い切ったことを仕事の中でもできるので、仕事をそれほど苦痛には思わないのだろう。単純な作業をしているときには、別の仕事の段取りのことを考えながら、並行して作業をするようにするとあっという間に時間が経つ。

仕事で出会うことのできる皆さんとの関係を仕事の関係とか割り切ったりはしていないので、仕事をいただく方も友人に思えたり、仕事をしてもらう方も友人に思えたりで、友人にも困らないというか、一つのプロジェクトを一緒に達成するので、林与の勝手かもしれないが祭りを一緒にするような仲間なのである。そんな関係が仕事を通じて広がっている。

私の限界等のは普通の人の限界の10倍くらい違ったりして、細かい作業でも何十時間でも続けたり、食べるときは人の何倍も食べるし、食べなときには2日食べないで仕事し続けて劇痩せするとかもある。仕事以外の趣味といえば将棋をネットでみることか、ほんとしょうもない趣味だけど、おっさんの趣味というのはそういうものでよいのだ。何分も動かない盤面を見続けてるときに指しての心理みたいなものが私の中に入ってきてそれを楽しんでいる。駒がどう動いて勝つとか負けるとかよりも、困った状況に陥った指し手が、打開するというのは仕事でピンチに陥ったときの緊張感からの開放と似ていて心地よさを感じるのである。

物事に対する欲みたいなものはなるべく捨てるようにすると仕事も割り切ってしやすい、そういう欲を捨てられると仕事に完全に集中ができ、3つ4つのことを並行しながら進めて行くことができるとか、難しすぎて1ヶ月ほっておいたことでも1日2日でクリアできたりする。プロなら、なるべく沢山のことをこなしていけるようにしないとと思う。