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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
8年
2019年03月11日
8年が過ぎて原発の被害が復興をさまたげる。絶対にメルトダウンしない想定でしか、準備もできておらず、結局メルトダウンすると手も付けられない状態。メルトダウンしても放射能漏れレーダーが放射能漏れを感知していてもメルトダウンはしていないと嘘をつき続けた国と電力会社からなる原発行政。6ヵ月後に爆発直後から放射能漏れをレーダーが検知していた様子を情報公開する。

普通だとチェルノブイリの半分の規模の放射能漏れ事故で、歴代2位の惨事となった事故。地下水からの海への大量の放射能の流出によって、石棺化が免れただけで、その設計上のミス、誤算がなければ、福島は石棺化するしかなかったであろう。それまで日本の技術で何があっても絶対に格納庫は壊れないという幻想も崩れた。本当ならば福島は廃墟となる事故である。地震と同じくらいに注意が必要なのが原子力発電所の存在。

日本は世界で一番の原子力発電推進国であったともいえ、国内の批判には一切といってよいほど耳を傾けずで、事故後も横柄な態度を取り続けるが、海外からは日本の原発輸出はことごとく断られる結果となった。また、蓄積し続けた使用済み核燃料も、世界から監視の目が向けられる悪玉が確定し、日本の再処理燃料計画は世界中からの批判で終焉を向かえる流れに向かっている。

PCBの問題なんかでも拡散しないように企業に努力させているのに、汚染土は薄めてすむなら問題ないとか笑える話で、国や電力会社は一番の環境破壊組織。実際に汚染土には放射能だけでなく、アスベスト、PCBももちろん含まれ、年金記録でも30年管理できなかった国が、100年以上日本中にばら撒いた汚染土を管理できるはずもないし、それをその場しのぎに管理できるという政治家もいたりする。