for English speakers: Welcome to HayashiyoWelcome to Hayashiyo
リネンや麻を織る日々をつづっています。
ホームリネン日記明るい兆し
リネン日記
明るい兆し
2019年05月02日
今日は、職人さんがシャトル織機のステッキの皮のバッファが破れている問題に気が付いて交換修理してくれた、ありがたい。でも、しばらくすると織機が止まってばかりになったので、思い切って、その問題を解決しようと夜作業。淡々と時間が過ぎてゆく、4時間、5時間、6時間。なんとか、切れた皮をジャガードの吊り紐で縫う形での修理が終って取り付け直して織ると、横糸を1本織ったくらいで、縫ったジャガードの吊り紐が切れて元の木阿弥。若干シャトルの尻が浮きながら不安定に叩かれる。

これも原因も対応方法も時間があれば、丁寧にどれだけでも修理したいこともあるけど、今は時間がなくとりあえずその状態で動かす。シャトル織機も無理させなければ長持ちするのだけども、時間に追われて無理させることがあるとどうしても壊れやすい。交代でとか仕事ができると織機を長時間動かせるのだが、何か私しか解決できないとか私一人しか織れない状況に陥ると挽回するために、シャトル織機のスピードを少し上げてしまうことがある。良くないのである。

今、新しいスタッフが1ヶ月で、ゴールデンウィークの前半、昼間、シャトル織機を一人で動かしてくれた。林与もシャトル織機に負荷を掛けることなく、織機を調子よく動かせる流れになれたらと明るい兆し。