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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
鯉の池
2019年06月01日
地元に鯉の池があって、その水が濁っていて鯉にはよいのかもしれないが素敵には見えない。10年ほど前に補助金でできてそれを維持していくことの問題。村にしても若い人というか、50代でも、少ないし非常に忙しく、引退世代の人たちが、一日中畑の世話で余裕をもって時間が過ぎてゆくのとは、同じ村に住んでいてもまったく異なる。

はじめるのは簡単でも続けてゆくのは難しいという問題があるから、田舎にありがちな、強制的に無理やり続けるんじゃなくて、自然に続いてゆくような方法を考えてゆくべきだろう。最初、鯉の池の話を聞いても分からんことだらけ、水の問題があって、川の水を活用するプロジェクトながら、農業との水が自由に使えないみたいなところがある。

田んぼをするときには水が土で濁ってその水が池に入ると水も汚いという問題、地下水をくみ上げるポンプがあるけど、そのポンプは田んぼやってられる方が水利の組合を作ってポンプを管理されているので、村が池のために使うのは本筋ではないとか、最初は、よく分からなかったことがいろいろと見えてきた。

そういうポンプをうまく使えるようにもっていけないだろうか、別に地下水をくみ上げるポンプを池用につくるとかもあろうけど、そのポンプの維持というのは故障することなども想定すると結構お金が掛かる。池の問題は新たに生まれてきたことで、他の行事などもなかなか参加するものが少なくなっているのに、新しいものが増えてとなると次の世代は昔以上に大変。昭和の中ごろの高度成長期に始まった行事が今も続いているが、そろそろ限界にも来ていて、行事をすることでみんなが楽しめて良い思い出となればよいけども、無理やりとかだと悪い思い出となることもあるだろう。

私も農業よりも昔っぽい織物の仕事だが、やらんものが集まってても何も生まれてこないし、やる気があって実際するものがやっていく以外に成功する方法はないだろうと思う。やらされてやっているという程度ではうまく続けていくことは難しいだろう。