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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
あっという間に
2019年10月18日
今日は朝から調子よく動いていた織機が噛んでテンプルバーを固定する鋳物などが割れてしまって頭の痛い話。鋳物を上手に溶接できるところはもう少なくなっているとのことで、やっぱり溶接も自分でやったほうがよいのだろうかと資格を取ることも考える。周りには資格を持っている人が居るのでその人たちに頼ることもできるがガス溶接ということでそれなりに設備が必要。織機を修理するだけに溶接設備を持つのもとおもうが、鋳物だけでなくステンレスも溶接したいと思う案件があったりして設備を持ったほうが良い気がする。

スタッフの子と二人で、作業が続く、午前中は動画にとってスロー再生して原因を考える。大体の問題はスロー再生を見ればわかることが多い。今回の問題は、たぶんこれだと思う調整方法が通用しないタイプ。午後からも引き続き作業を続け、結局夜7時半まで、シャトルを20回くらいは挟んで杼箱も何度も外して修理しながら原因を考える。杼箱の周辺の問題なのか、それとも杼替メカニズムの問題なのか、結論はベロではないかという私の予測。

ベロとは板バネのことで、板バネの力が弱く、杼替えするときにカムが勢いがつきすぎてオーバーランしてしまうのが原因ではないのかと。とりあえず、板バネを2重にするなどして、タイムアップで、一旦切りはつけて後は、林与自身の宿題。織機の修理というのは相対的に考えることも大事だけど、絶対的に考えることも大事。私が織機が動いているときに、絶対におかしいと思うことや、気持ち悪い感じなどは、絶対的なところで、相対的な世界というのはほかの織機などとの比較で考えてゆくあたり。