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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
シャトルを挟む問題
2019年10月19日
昨日の夜には、シャトルを挟む問題が解決できたかと肩の荷も落ちて、ちょっと休憩気味に朝を迎えた。今日はよいスタートを切って午前中いい感じで動いていたと思いきや2度3度シャトルを挟む問題が、どうしてもシャトルの杼替のカムがうまく止まらず、杼箱の高さが若干高めに、シャトルはうまく杼箱に入らず、ピッカーがそこを打つとか。

犯人は誰だ?ピッカーの2本あるロッドの片方がグラグラしているのが気になって、それが回転したときに弓なりが山なりになって、シャトルが戻るのを邪魔する問題があるのに気がついた。で、ロッドを固定するために、ロッドのお尻をビニールテープできれいに巻いて、ロッドがぐらつかないようにロッドを固定したら、非常に安定して動くように戻った。

一度ピッカーを挟んでしまったときに多分、ピッカーのロッドが歪んでしまったのが原因だろう。他のところはほとんど触っていない状態でその原因に気がつくことができ、シャトル織機の他の部分の調整が崩れることなく、元の調子に戻ったことは幸い。

午後からは巻いたビームを織機に載せてつなぎ始めた。今日は半分くらいまで終わった、明日は、避難訓練だけども終わってからつないで月曜日から織り始めることができるだろう。織っているものがきれいに織れないと織らないほうがましなことが多い。織り上がったものが問題が多いときほど何倍もの苦労をして織っているのだが、努力を評価してもらえ、問題の多い布を喜んでお金を払って使っていただけるということはほぼありえない。

自分が織ったボロボロの布をどう活かすかを考えるのは林与自身であることも多く、染めてみたり、縫ってみたり、捨てずに割いて紐にしたり、つなぎ布にしたり、量が多い場合には生地としてそのまま生かして自分が使う方法を考えることもある。問題があるときに1m織るのに何時間も使っていることが多い、ある意味、自分に取ってはより価値のある仕事の記録。