2019年11月10日
最近ノートパソコン用のモバイルバッテリーを2種類手に入れた。どちらも1万円ちょっとくらいのものなのだが、最初のは容量が小さくて、ノートパソコン1回分充電するのが苦しいくらいなので、携帯電話充電用に使うことにして。もう一つ2.5倍の容量のノートパソコン用のバッテリーを手に入れた。外に出るときに電源を心配する必要がないのと、移動中にノートパソコンの充電ができていることが非常にありがたい。会議なんかに行ってもいつでもノートパソコンがフルに使えるというのは余計なことを心配せずに会議の内容に集中ができる。バッテリーを気にしなくてよいと長い会議でも作業中のパソコンをそのままにしておくことができるので作業効率も上がる。
工場の中で織物の仕事をしながらでもパソコン作業ができる感じになった。たぶん、流れ的には今まで帳面でやっていた情報もノートパソコンで確認ができるように取り込んでいくことになっていくだろう。
もう一つ、これはポータブル電源と呼ぶべきなのだろうけど、車のバッテリーくらいの大型のバッテリーが2つ届いた。こちらは麻の布を使ったろ過装置に使うためのもので、100vや12vの電源がとれ、容量は700wクラス(通常の携帯電話用のモバイルバッテリーの10倍くらい)。バッテリーの持ちを確認するために、100v18WのLED蛍光灯をつけてみると1日以上持つ、12vの水中ポンプなら24時間つかえそう。大きな容量のタイプにして正解であった。これを太陽光パネルと連動させて、24時間ろ過装置を太陽光で発電し蓄電しながら動かそうというのが、今回のろ過装置のシステムなのである。
まずは単純な構造で、2タイプ考えていて、袋式と、多層式のバージョン。次に一般的なろ過システムのタイプで、砂や砂利、小石、濾材、活性炭などを使ったタイプを考えている。活性炭が魚などにとって良いものかどうかは未知数なところがあって、魚などを気にする人は鉱物性の活性炭は避ける人もいて濾材で代用するようである。ヤシ炭や竹炭活性炭などの活用も粒子の細かい活性炭ならよいだろうが、活性炭というのは本格的な再処理業者に頼まないと再利用が難しいなど、それ自体がゴミとなる可能性が高い。
基本、砂利や小石は洗えば再利用が可能である。麻布も同様に洗えば再利用が可能となる。麻布だけでも簡易的な実験ではかなり水を綺麗にしてくれる。なるべく、再利用できるような形のエコなろ過システムを作りたいと考えている。今、流行りの池の水を抜いての作業というのは生物環境にとってはあまり好ましくないのではないかと思ったりもする。その回数を少なくする意味でもエコなろ過装置が活躍すればよいだろうと思っている。
どうしても池というのは、コイなどの糞などがそこにたまって分解されても藻などが発生してしまうので、それが水を濁す。鯉にとってはその濁っている程度が住みやすい環境なのだろうけども、なかなか観賞用の池や水槽ではそれは問題となる。本来なら池の中でプランクトンが発生して、ボウフラなども金魚や鯉の餌となる、小さな生物が魚以外にも生きてゆけるような環境が必要なのだろうが、それが人間社会の衛生問題とぶつかる。人間が餌をあげないと魚が死んでしまうというのは自然環境ではないが、漁師さんでもなければ、人が動物と接する環境はほとんどがそのような環境に陥りつつある。
琵琶湖に流れ込む河川のアユもモロコも、放流されるから小鮎を川で見かけたりモロコが川にいたりするだけのこと。工業や宅地開発だけでなく、農業の発達も、自然に対する負荷は大きいものがある。林与の麻織物の世界というのも小さなものだがその分環境負荷は小さいだろうと思っている。ものを長く愛用するということは環境的には良いことだと思う。天然繊維は完ぺきではないから、自然に優しい。だから長く使うと味が出てくるし堅牢に染めようが色が落ちたりもするし、汚れたりもする。でも染め直したりして愛用するのもよいんじゃないかと。