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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
名古屋味噌カツ、A3LEDプリンタ
2019年12月25日
今日は、名古屋にA3カラー複合機を取りにいくことに。朝からスタッフの子と軽バンに乗って、下道を2時間走って名古屋で、味噌カツを食べて。みそカツというのは名古屋のソールフードだなあと思ったのは、正午前のお店の中のほとんどが、みそカツを食べる近所のお年寄りの方で満杯だったこと。味噌カツの大盛り、ご飯も大盛に、豚汁大をつけて、お腹いっぱいで引き取りに伺う。譲っていただく方の話によるとカラー複合機というのはいろいろとトラブルが多いという正直なお話。覚悟して持って帰らないと、無事2時間ほどで会社に無事戻ったが、事務所階段の下から2Fまでが遠い道のり。

上部の分解したパーツは60kg以上もあり、しかも持ちにくい個体を、階段をどうやって運び上げるのか。普通に二人で抱えて階段を上がれるような代物ではありません。たぶん、男3人ならなんとか大丈夫かもしれないけどと思うほど、男女二人では水平移動も持って運ぶのは難しい。綺麗な状態の機械なので傷もつけたくない。30分以上はいろいろと方法を考えただろうか、ヒラメキがあって、安定して安全に階段を上げる方法が浮かんだ。実際にやってみるとそれほど難しくない。たまたま、それに適した道具というか物が工場の中にいろいろと転がっていてできた話。最初、絶対に無理と思うことでも考えればいつも大体良い解決方法は浮かぶもの。メーカーやプロの業者でも正しく設置しようとすれば、男4人が必要なケースだと思う。

電源を入れてちゃんと機能するのか心配だったが、設置してテストカラーコピーすると、上出来だと思えるカラーコピー画像が印刷されて出てきた。これだけでも、A3のカラーLEDコピー機が、100kg近い大型商品の送料程度で手に入ったと思うと十分満足、A3でスキャナーもできるし、パソコンのプリンターにもなる。A4は手持ちのNECのレーザーでプリントすればよいし、ファックスは別の白黒のファックスできるコピー機があるので使わないと思うが、A3のカラーレーザーを時々使いたいなあと思っていたのと、A3のスキャナーがほしいなあと思っていたので、それが一度に解決する本格的なA3カラー複合機が状態良く手に入ったのはうれしい。100kg近い個体でのスキャンというのは、安定しているから理想的。林与の近江上布のアーカイブをデータ化するのにも役立つだろう。私が自分自身にしかできないだろう人生で残したいプロジェクトの一つ、もう、そういう資料は四散してしまっているケースも多く、ジグソーパズルのピースのようなたどり方しかできないが、林与の近江上布のアーカイブは、最高潮を超えできなくなったものを資料として残すために保管していたもので、たった60年、70年ほど前に日本で作っていたものが打、国内だけでなく世界の人々が日本の織物の凄さに驚かれる。技法的なものではなく、今のデザイン主体のテキスタイルデザイン的なクリエーションの目から見ても、現代の日本のテキスタイルデザイナーでは敵わないような奥の深さがある。

今の時代はコンビニに行けば、A3カラーがプリントアウトやコピーでき、それは1枚30円程度なら一番安上がりで便利な方法だけども。できないこととしては、両面印刷やさらには自前の用紙にプリントできないあたり。カスタムな使い方をしたいなら、覚悟を決めて、壊れてもよい覚悟で試してみるというのも大事で、冒険するにはこういうまだ新品に近い状態で使えるものが一番理想的で、手放したい方がおられ、それを活用できるなら資源の有効活用にもなる。今日はクリスマス、12月末なのに秋晴れを思わせるような天候の中、特大のクリスマスプレゼント。

スタッフの女の子も頑張ってくれて本当ありがとう、お疲れさまでした。いろいろと考えればものごとというのはうまく行くことも多い、もちろん失敗することもあるだろうけども、後でやらなかったことを後悔するよりも少々のリスクなら覚悟決めて自分で経験してみることも大事だろうと思う部分。機械買って失敗しても、もう一台買って、正しい一つにくみ上げればよいだろうし、使い込んでいくうちに、保守部品も必要になってくるだろうという、機械をメンテできるような環境を自分自身が持つことが大事だろうと思える部分。